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若き天才ホラー小説家ダレン・シャンによる「デモナータ(The Demonata)」シリーズ第3作『デモナータ 3 スローター作家ダレン・シャンといえば、自分と同名の少年ヴァンパイアを主人公とした「ダレン・シャン・サーガ(全12巻)」で世界的大ヒットを飛ばした後も、その創作意欲は衰えることがなく「デモナータ」も快調に出版され続けています。
子供向けに書かれた「ダレン・シャン」のことはまったく知らなかったのですが、知人に勧められて第1巻『奇怪なサーカス』を読んでみたら、「なかなかイケル」。それで2巻目以降も読み進めると、巻を追うごとに面白さが増してゆく。「これはかなりの才能だ!」と驚かされました。全12巻を読み終わったときは非常な満足感を覚えたのです。
そして「デモナータ」シリーズ。こちらも「ダレン・シャン」をさらにパワーアップしたような面白さです。これはもう「子供向けホラー」とは言えないかもしれません。
現在「デモナータ」シリーズは原作・翻訳ともに第4巻まで出版されています。そして第5巻「Blood Beast」は2007年の06月06日に出版される予定です。シリーズの奇数巻、つまり1・3・5巻の主人公は現代に生きる少年グルービッチ・グレイディ。第2巻の主人公は20年ほどさかのぼった時代の少年コーネリアス・フレック。第4巻は5世紀のアイルランドに住む少女ベックという、ちょっと凝った構成になっています。
主人公たちの共通の「敵」は強大な力を持つ悪魔のロード・ロス。人間を激しく憎んでいて、人間を残虐にいたぶって殺すのが何よりの楽しみだという「魔将」です。そして、ロード・ロスとその配下の悪魔どもが暮らしているのが魔界「デモナータ」なのです。
悪魔たちは基本的に人間界に来ることが難しいのですが、人間の中に協力者を得ることで「デモナータ」と人間界のあいだに「まど」を開くことができます。そうやって到来した悪魔の目的はもちろん人間を虐殺することです。「デモナータ」シリーズの主人公たちは、本人がまったく望んでいないにもかかわらず、悪魔たちと戦わざるを得ない運命に陥ってしまいます。
この第3作『デモナータ 3 スローター
ホラー・ファンの私としては「う〜ん、満足だ」という出来栄えでした。ただし、残虐描写などは前シリーズより更に過激になっています。そのためスプラッタが苦手な方には到底お勧めできない一冊でもあります。ちなみに『スローター』とは「大虐殺」という意味です・・・。
(『デモナータ 3 スローター』ダレン・シャン、小学館、2006)
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- 2007-05-28
- カテゴリ : 本
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