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『ウォリアーズ』

『ウォリアーズ』

映画『ウォリアーズ(原題:The Warriors)』ウォルター・ヒル監督(1979)について。

ストーリー》米国ニューヨークマンハッタン島北東部のブロンクス公園でストリート・ギャングの大集会が行なわれた。市内最大勢力「リフス」のリーダーであるサイラスが、全ギャングは団結して警察を駆逐しニューヨークの富のすべてを自分たちのものにしよう、と呼びかけたのだ。しかし、集会の只中でサイラスは暗殺されてしまう。犯人と間違えられた「ウォリアーズ」たちは縄張りのコニーアイランド(ブルックリン地区の南端)までニューヨーク市を縦断して帰還しようとする。けれども途中にはウォリアーズたちの命を狙うストリート・ギャングたちが幾重もの罠を張って待ち構えていた・・・。

感想》若い獣のようなギャングたちの逃走と闘争の物語。公開時に映画館で観て印象に残っていた作品です。 最近になってたまたまレンタル店の棚で見つけて懐かしく思い、借り出してきました。こういうパターンによる再鑑賞だと後悔することが多いのですが、今回は「やっぱり面白い!」となりました。

主人公たちや敵対するギャングたちが「走る」場面がとても多いことに気づきました。汗まみれになって長い距離を走り回って、その挙句戦う。しかもウォリアーズは滅茶苦茶ケンカが強い! 「若いなあ」と感嘆しました。最初に観た時は私自身も若かった(21歳?)ので、こういう感想は抱かなかったのです。

チンピラギャング役を演じている俳優たちは、いま見るとなんだか真面目な印象です。映画公開時から若者ファッションの変遷があり、多くの若者がストリート風ファッションを好むようになったため、映画『ウォリアーズ』のギャングたちが「好青年」に見えるようになったのでしょう。

ストーリーはホメロスの叙事詩『オデュッセイア』に似ています。これは最初に観た時にも思いました。ただし、オデュッセウスは結局すべての部下を失いたったひとりだけで生還したわけですが、ウォリアーズたちは何人かの仲間を失いながらも縄張りのコニーアイランドまで辿りつきました。ラスト近く、サブリーダーのスワンマイケル・ベック)が仲間たちを「ベストだ(The best.)」と称えるところが泣かせます。
Luther: You Warriors are good. Real good.
Swan: The best.

映画『ウォリアーズ』には熱狂的ファンが少なくないらしく、以下のようなファンサイトも存在します。「ウォリアーズ」に関する情報が「これでもか!」とばかりに満載された非常に充実したサイトです。

The Warriors Movie Site


(『ウォリアーズ』ウォルター・ヒル監督、1979)


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