Entries

ハリー・ポッター第7巻 悪魔的な予想

『ハリー・ポッターと賢者の石』

ハリー・ポッター」シリーズの第7巻(完結編)のタイトルが『ハリー・ポッターと死の聖人』に決定したそうです(出版時期は未定)。

かねてより著者のJ・K・ローリングさんが「完結編では主な登場人物2人が死亡するだろう」と発言しているため、登場人物の誰が死ぬことになるのか、ファンのあいだで諸々の憶測が立てられています。

世の風潮に従って私(喜八)もハリー・ポッター第7巻の予測をしてみました。私の世界観を反映して到って暗い予測です。

■反ハッピーエンド
一般にイギリス作家のファンタジーはストーリーが進むごとに暗くなる傾向があります。『ナルニア』しかり『指輪物語』しかり。したがって『ハリー・ポッター』もハッピーエンドは望めないでしょう。私の予想では以下のような過程を経て「ハリー・ポッター・サーガ」は大団円を迎えます。

■ロンの死
第7巻の冒頭でロン・ウィーズリーが「戦死」します。ロンの殺害はハリーの目の前で実行されますが、犯人は分かりません(後に判明)。親友ロンの非業の死によりハリーは宿敵ヴォルデモートへの憎悪をさらに深めます。

■ハーマイオニーの正体
ハーマイオニー・グレンジャーは「死喰い人(Death Eater)」であることが判明します。魔法使いの世界で「穢れた血」と蔑まれ続けた彼女はひそかに強烈な復讐心を抱いていました。そこをヴォルデモートに突かれたのです。徹底的な能力主義者のヴォルデモートはマグル(人間)の両親から生まれたハーマイオニーをまったく差別しません。それどころかホグワーツ魔法魔術学校で抜群の成績をおさめるハーマイオニーに最大の評価を与え部下の中でも最上の地位を約束しました。こうしてハーマイオニー・グレンジャーはもっとも強力な「死喰い人」となりました。

■ハーマイオニーの戦い
ストーリーが進むうちにロン・ウィーズリーを殺害した犯人はハーマイオニーだと判明します。ロンを殺すことがヴォルデモートへの忠誠を証明する「試練」だったのです。さらにハーマイオニーはロンの妹ジニー・ウィーズリーを魔法で発狂に追い込みます。ジニーは聖マンゴ魔法疾患傷害病院で残りの長い生涯を過ごすことになります。

■ハリー対ハーマイオニー
ハリーとハーマイオニーは凄絶な死闘に突入します。その過程でハーマイオニーがジニーを発狂させたのは「嫉妬」が原因であったことが明らかにされます。ハーマイオニーは最初に会ったときからずっとハリーに恋心を抱いていました。しかし無神経なハリーはハーマイオニーの気持ちを無視し続けた。ハーマイオニーがヴォルデモートに篭絡されたのも、ハリーに原因があったとも言えるのです。

■ハーマイオニーの死
ついにハリーはハーマイオニーを倒します。ぼろぼろになったハーマイオニーはハリーの腕の中で息を引き取ります。彼女はずっとハリーを慕いつづけていたこと、ロンやジニーを手にかけたのは嫉妬が原因であったことを告白し許しを請います。そしてヴォルデモートがハリーの実父であるという衝撃の事実を明かします(言うまでもなく、これは「魔女の最後の一撃」です)。

■ヴォルデモートの正体
ハリーがずっと両親の敵として憎みつづけてきたヴォルデモートはハリーの実の父だったのです。これまで幾度となく好機があったにもかかわらず、ヴォルデモートがついにハリーを殺すことができなかったのは、自らの子であったためです。父と息子の命がけの争闘。これが「ハリー・ポッター・サーガ」の真の姿でした。

■ヴォルデモートとリリー・ポッター
ハリーの母リリーはかつてヴォルデモートと相思相愛の仲でした。そして一子ハリーを得たのですが、ヴォルデモートの正体に気づき離縁。これまでハリーが父と信じてきたジェームズ・ポッターはじつは養父だったのです。ジェームズはハリーがヴォルデモートの子であることを知りながら、自分の息子として育てました。ヴォルデモートは嫉妬による激情からリリーとジェームズの2人を手にかけてしまいます。しかし、ヴォルデモートが愛した女性はリリーだけだったので、魔王としての全盛期にも他の女性を妻(もしくは愛人)にすることはありませんでした。

■ハリーの苦悩
かつて大親友であったロンとハーマイオニーは死に、恋人ジニーは発狂してしまった。この悲劇の最大の原因はじつは自分自身にあったのだ。そして宿敵ヴォルデモートはなんと実の父だった! はたして父親を殺していいものだろうか? ハリーは苦悩します。ハリーの心の揺らぎを察知したヴォルデモートは父と息子の2人だけで対話することを提案します。ハリーは対話に応じます。

■ヴォルデモートとハリー
ヴォルデモートはおのれの「真意」をハリーに語ります。自分(ヴォルデモート)はけっして私利私欲から覇権を望んでいるわけではない。その証拠に自分はこれまで贅沢というものをしたことがない。すべてを闘争のために捧げ、ほかの誰も真似ができないような禁欲生活を続けてきた。世の中のほぼすべての者、魔法使いもマグルも弱々しい愚者にすぎない。彼らが理解できるのは「剥き出しの力」だけだ。論理も言葉も世の多数者には届かない。愚者たちに正しい生き方をさせるには、絶対的武力(魔法力)で統治する以外の方法はない。

■ヴォルデモートの提案
ヴォルデモートはさらに驚くべき提案をハリーにします。避けられぬ運命により我々親子は敵となり、さらにはどちらが死ななければならないと定められている。しかし、生涯で唯一愛した女性リリーとの間に生まれたハリーを倒すことは自分(ヴォルデモート)にはできない。先にも言ったように自分に私利私欲はない。魔法でおのれを消滅させ、持っている力のすべてをハリーに与えよう。つまりヴォルデモートをハリーに吸収させ新しい人格を誕生させるのだ。

■魔王誕生
ハリーは逡巡を重ねますが、最終的にヴォルデモートの提案を受け入れます。ヴォルデモートが絶対悪であるという確信がもてなくなったからです。ハーマイオニーとの戦いを通じて自らの側にも「悪」のあることを理解したハリーには父ヴォルデモートを憎みきることが不可能になっていました。こうして新たな「闇の帝王(Dark Lord)」が誕生します。ヴォルデモートより遥かに強大な闇の魔法使いハリー・リドル・ポッター(仮名)の出現により魔法界およびマグル界は「大変革と大虐殺」の時代を迎えることになります。それは多くの魔法使いとマグルにとって終わりのない悪夢の始まりでした。

■新たなサーガ
こうしてハリー・ポッター・サーガは第7巻で終了します。が、物語はまだまだ続きます。暗黒の帝王ハリー・リドル・ポッターが君臨し、帝国にとって役に立たない者、魔王に従わない者は容赦なく粛清される恐怖政治。あらゆる希望は失われ、人々は自ら考えることを放棄し、帝王ハリーに隷従するようになる。しかし、少数ながら自由を求めての戦いを続ける勇者たちもいました。第8巻以降は、ネビル・ロングボトムルーナ・ラブグッドルビウス・ハグリッドリーマス・ルーピンなど、かつてハリーと親しい関係にあった者たちがレジスタンス活動を開始。ここから新たな物語が展開していきます。彼ら彼女らは魔王ハリーを倒し、自由を取り戻すことができるのでしょうか・・・。


FC2ブログランキング


スポンサーサイト

5件のトラックバック

[T71] エマワトソン

ハリーポッターのハーマイオニー・グレンジャー役のエマワトソンさんのファンブログです。エマワトソンさんに興味のある方はぜひ、ご覧ください。

[T44] 【ホグワーツ魔法魔術学校】について

ホグワーツ魔法魔術学校ホグワーツ魔法魔術学校(ホグワーツまほうまじゅつがっこう、:en: Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry|Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・

[T43] 【ハリー・ポッター】について

ハリー・ポッター『ハリー・ポッター』(Harry Potter)は、イギリスの児童文学作家J・K・ローリングによる児童文学|子ども向けのファンタジー小説シリーズ。映画化もされている。また、同作品の主人公の名前でもある。主人公の記事はハリー・ポッター (架空の人物)を参照。

[T40] 【ジニー・ウィーズリー】について

ジニー・ウィーズリー統合依頼このページはに出されています。統合についての議論は:Category‐ノート:ハリー・ポッター登場人物でお願いします。ジニー・ウィーズリー(Ginny Weasley、本名:Ginevra Molly Weasley) は、小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作

[T36] ハリーポッター完結編、7月21日に発売

 書籍から始まり、映画、関連商品などで大きな売上げを上げる「ハリーポッター」の完結編が今夏に発売されるという今日の記事より。(引用記事は、下部に掲載) ハリーポッターと言えば、書籍で大きな売上げを上げ、映画化された作品も世界各国で大ヒットとなった作品だが、
トラックバックURL
http://kihachi.blog77.fc2.com/tb.php/27-3d21a5cc
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Extra

プロフィール

喜八

Author:喜八
メールを送るkihachin7@gmail.com

スポンサード リンク


RSSフィード